Biography

Yousuke ISHII / 石井 洋介
2010年(平成22年)高知大学医学部卒
 同年 社会医療法人近森会近森病院初期研修医
2012年 横浜市立市民病院外科/IBD科医師
 同年  高知医療再生機構特命医師拝命
2014年 日本うんこ学会 会長
2015年 厚生労働省医生局地域医療計画課主査
2016年 同 老健局老人保健課課長補佐
2017年 ハイズ株式会社 SHIP運営代表 就任
 同年 山手台クリニック 院長 就任
2018年 秋葉原内科saveクリニック共同代表 就任
 同年 一般社団法人メディカルジャーナリズム勉強会理事 就任
2019年 株式会社omnihea設立 代表取締役
 同年 デジタルハリウッド大学院卒 Master of Digital Contents Management
 同年 一般社団法人発信する医師団理事 就任
 同年 一般社団法人うんコレ制作委員会代表理事 就任
 同年 異能vation破壊的挑戦部門 受賞
2020年 おうちの診療所 目黒 開設
 同年 うんコレ 一般公開 
2022年 医療法人社団おうちの診療所 中野院院長
 同年 デジタルハリウッド大学大学院 特任助教
2023年 在宅医療学会優秀演題賞、ITヘルスケア学会奨励賞
2024年 高知大学デジタルヘルス学 特任准教授

プロフィール(※登壇依頼時200文字くらいで必要な場合はここから引用ください:肩書は以下から1-2個場にフィットするものをチョイスしてください)

自身が潰瘍性大腸炎のため19歳で大腸を失ったことをきっかけに医師を志す。高知大学医学部卒後、消化器外科医として手術をこなす中で、大腸癌などの知識普及を目的としたスマホゲーム「うんコレ」の開発・監修、「日本うんこ学会」の設立を行う。厚生労働省医系技官等を経て、現在は病院の外の医療の充実を目指し、おうちの診療所グループを開業。経営者として病気や障害を中心にしなくていい「優しい仕組み作り」を日夜考えている。

《肩書》
おうちの診療所 中野 院長、株式会社omniheal代表取締役、高知大学特任准教授、デジタルハリウッド大学院特任助教、日本うんこ学会会長、株式会社エンタケア研究所CDO

《普段あまり使わない肩書》
高知医療再生機構特任医師、ヘルスケアコミュニティSHIP運営代表、秋葉原内科saveクリニック共同代表、一般社団法人メディカルジャーナリズム勉強会 理事、一般社団法人発信する医師団 理事、一般社団法人うんコレ製作委員会 代表理事、(株)キャピタルメディカベンチャー アドバイザー、(株)save medical アドバイザー、(株)ドコモ・ヘルスケア アドバイザー
認定産業医

 

【自己紹介的なもの】

※エモい話はnoteへ
立教新座高校在学中に潰瘍性大腸炎を発症、ほぼ不登校の状態も卒業。その後19歳で病状の増悪に伴い人工肛門増設状態に。2001年に人工肛門閉鎖を行ったことをきっかけに外科医師を志し、代々木ゼミナールで受験勉強の末に2004年に高知大学医学部へ入学。

2010年高知大学医学部を卒業後、高知大学と近森病院で初期臨床を行う。研修中には、コンテンツによるブランディングにより高知県の臨床研修医増加をもたらした「コーチレジ」を立ち上げた。ここでの評価を得て高値医療再生機構特任医師へ、「YouTubeでみる身体診察」の作成等を行った。

横浜市立市民病院外科・IBD科医師時代には、大腸癌等の知識普及を目的としたスマホゲーム「うんコレ」の開発・監修、「日本うんこ学会」の設立を行う。また、ゲームだけでなくニコニコ超会議に医療ブースを出展するなど、エンターテイメントファーストな医療情報の発信による健康情報格差の是正の可能性を模索し、デジタルハリウッド大学大学院へ入学。デジタルコンテンツマネジメント修士を取得した。

厚生労働省医系技官時代は、医政局地域医療計画課医師確保等地域医療対策室で、地域医療構想に係る業務や医師受給に関する調査等に従事。その後、老健局老人保健課へ。地域包括ケアシステムを推進するために平成30年度の介護保険法・介護報酬同時改定に従事した。また、介護保険総合データベース事業や地域包括ケアシステム見える化システムをはじめ、介護領域でのICT事業やAI・ロボティクス事業を担当した。

厚労省時代に興味を持った在宅医療連携の課題感を現場でつかむため、厚労省への出向終了後は外科医師には戻らず、在宅医療を展開する山手台クリニック院長に就任。同時に都心で夜間外来のみを対応する秋葉原内科saveクリニック共同代表として臨床現場での活動を再開した。

その後、より医療介護福祉を通して「暮らしを豊かにする」をテーマに、医療法人社団おうちの診療所と、株式会社omnihealを創設。ものづくりやことづくりを軸に、在宅医療支援やコミュニティ運営を行っている。
在宅診療所では、QI-8と呼ばれる在宅医療の質指標研究で在宅医療学会の優秀演題賞を受賞。また組織運営にもこだわり、DXの推進と関係の質を重要視した取り組みを行い、優しい組織で拡大することを目標としている。
会社では、診療所では出来ない街作りやコミュニティ形成事業などを主に、うんコレ時代の知見を活かしたPHR事業の開発コンサルや、行動変容モデルのコンサル、がん検診DXの開発研究事業、ACPや障害児向けをテーマにしたボードゲームの開発など多岐に渡る。

病気や障害があっても、それを中心にしないで暮らしていける社会の実現を目指して、様々な角度から公衆衛生を社会実装しているところ。

(ここまで2024年4月時点データ)

【専門分野・実績】

専門分野と実績はReserch mapに統合しました。

【今やろうとしていること】

(2019年度版*適宜今が更新されます)

 少子高齢化に伴う社会保障費の増大、年金問題、医師の過労死、地域医療の疲弊、粒度は様々ですが100年前に構築された現在の社会保障システムにはどうやら限界がきているようです。ここから先は、地域包括ケアシステムを推進し日本の医療をよりよく効率的に提供しなければ結構やばいんじゃないかと思っています。
 例えば僕が今熱意を持って、医師が疲弊している地域で人の2倍臨床医として頑張っても、本当に必要な医療資源は届ききらず、ギャップはとても埋まらないでしょう。そこで、経営や政策、更にはデジタルヘルスやコミュニケーションデザイン等これまで様々な視点から医療課題にぶつかってきました。これらを統合して医療受給のミスマッチ–必要のない需要は減らし、可能な限り安価に医療を提供出来るようにすること・必要な供給は善意や気合に依存せずに、優秀な人材や医療資源が地域に応じて最適に配置されるようにしていきたいと思っています。

 そのためには、医療資源を最適配置して地域医療構想や地域包括ケアを推進するための政策・経営レイヤーのことを理解した現場の臨床家が必要だと考えます。また、臨床家はただ医療を提供するだけの存在では問題が解決しなくなってきているため、自分は以下のような取り組みを通じて未来の臨床像を提案したいと考えています。

①コミュニティ運営等が出来て地域互助を活性化出来る臨床家
 SHIPという医療・介護を軸としてコミュニティとはなんぞやということをみんなで学んでいます。また同時に経営やデザインの勉強会等の機能面も定期的に行っています。今後はここでの学びを活かし、地域での互助による医療の実装を推進していきたいと考えています。具体的な社会実装として、診療所や在宅医療の経営はもちろん、高齢者住宅やファミリー向けの施設運営、お祭りの運営等もデザインも含め包括的な地域づくりをしていきたいと考えています。

② 行動変容/ナッジ理論を利用し、コミュニケーションデザインの力で人々に健康な習慣を身につけることが出来る臨床家
 日本うんこ学会でのうんコレ実装をはじめ、デジタルハリウッド大学院で実施されているデジタルヘルスラボの中では行動変容とコミュニケーションデザインを軸に研究をしてきました。僕がつくるものの多くが、人々の意識や行動を変えることを意識して作られた作品です。今後も作品を定常的に出していけるように組織・会社化して、社会実装を推進していきたいと考えています。

③ 臨床や公衆衛生の観点から医療・介護のオープンイノベーションを推進出来る臨床家
 これまでにも多くの企業やクリエイター達と共に、医療機器開発・作品製作に関わってきました。医師の知識だけでは解決出来ないことも、多くの企業と実装出来る人たちとをつなぎ合わせることで、これまでにない新結合を起こしたものが出来ると思っています。今後もこのハブになれるよう、医療・介護の文脈はもちろん、テクノロジーやマーケットの文脈も理解した医療者として、架け橋になれるような存在でいたいと考えています。

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